ポルトガル
2022/07/29
2023/03/10
一年中温暖な気候、EUでありながら割安な国として人気を集めるポルトガルには、ノマドビザはありませんが、D7ビザと呼ばれる退職者用のビザがあります
退職ビザですが、仕事をしてもOKというビザとなります
ノマドビザと退職ビザは明確に線引きがされました
また、ポルトガルには「Non-Habitual Residents（NHR）制度」と呼ばれるノマド民に有利な制度があり、過去5年間にポルトガルの税務上の居住者ではなく、ポルトガルの財務省によって決められた活動をしている人は、通常48%の所得税が最大10年間20%になるという恩恵を得る事ができます
ポルトガルでもノマドビザの新設について話し合いが進められようとしています
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10月30日に正式導入される運びとなりました
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ポルトガルのデジタルノマドビザはD8ビザと呼ばれ、以前のD7ビザ（退職所得者の為のビザ）とは区別されるようになりました
D7は受動的所得、いわゆる配当や年金所得のある人限定、D8は能動的所得、いわゆる働いて手にする所得と分けられました
ここではD8ビザについてみていきます
D8ビザ
他国のノマドビザとは異なり、2種類で構成されます
一つは最長1年の滞在ビザ、もう一つは2年滞在後に更に3年のオプションがつくビザとなります
違いは、1年の場合に必要な宿泊証明は4か月間ですが、2年ビザの場合は12か月必要になるという事
また、2年ビザの場合はポルトガルの税コード（NIF）の取得が必須となります
必要書類
- 納税証明
- 過去三か月間の収入証明（合計€2,820必要）
- 雇用や自営業の証明
- ポルトガル国内で有効な健康保険証券
- 賃貸契約書
捕捉
収入証明は過去三ヶ月間の平均月給がポルトガルの平均月給の4倍である必要があります
現在705ユーロなので40万円以上が必要となります
雇用者の場合は雇用契約書及び、雇用主からのレター、自営業者の場合は税務上の居住地の証明（最新の確定申告書や開設届け）及び、サービス提供契約等が必要です
総評
ゴールデンビザでも賑わせたポルトガル。比較的安価で正規居住でき、5年間居住後、EU永住ビザ取得への道が開けるのはポイントが高いです
しかし、社会保障税として23.75%が重くのしかかりますので正直評価は分かれるところです
「Visto de estada temporária e de autorização de residência para nómadas digitais」デジタル遊牧民向けの一時滞在ビザと居住許可ではどのような形の居住体形、税制になるのかまだ不明な為追って記載します
一般的に14.5～最大48%の累進課税制度となっておりますが、D8ビザの居住者は20%の均一税となります
ポルトガルにはNHR（Non Habitual Resident Portugal）と呼ばれる非課税スキームが存在しますが、ポルトガル由来の能動所得、ラップトップを用いての外貨所得はポルトガル源泉となる為非課税にならない事に注意が必要です
本気で住みたい人には良いですが、評価は分かれると思います
