保険はどうする?
海外フリーランスにとって大きな問題、それは【保険】です
ここで言う【保険】とは【健康保険】だけではなく【年金】や【労災保険】の事もいいます
健康保険について
海外でケガをしたり、病院に行った際に【高額な料金を請求される】とよく言われます
日本にいるとあまり実感がわかないですが、日本では国民皆保険という制度のおかげで、基本的に3割の負担で病院に行ったり、処方箋をもらう事ができます
海外ですと国によって金額が違えど、MAXに請求されるので高額に感じる訳ですね
通常の旅行ですと、加入している国民健康保険や社会保険で賄える(細かな説明は省きます)ので、一旦全額支払っても後で7割戻ってきます
しかし、駐在員ではなくフリーランスとして海外に転出される方は、日本の健康保険に加入する事ができない(日本に住所を持たない為)ので、現地の保険や海外保険に加入しないといけません
中にはクレジットカードに附帯する海外旅行保険を利用して世界を回る方もいらっしゃいますが、自動附帯ですと3ヶ月が限度がほとんど、利用附帯も【そのカードでチケットを購入していれば】等の条件がありますので、複数枚の利用で長期旅行する場合は、カードの規約をしっかり把握する必要があります
3ヶ月以内の旅行なら間違いなくクレジットカードの保険でOKですが、長期の場合、1箇所にとどまるのであれば現地の保険、例えばフランスですと、ビザを取って3ヶ月以上合法に滞在するとフランスの健康保険に無料で加入する事ができます
海外旅行保険は年間20万くらい(月額1.7万円くらい)かかりますので、額面月30万円くらいの収入の方が支払う国民健康保険料の負担額と同じくらい(市区町村で変わる)です
まずはどの国でも現地の保険会社を調べるのが良いと思います
年金について
さて、健康保険と同じくらい大事なものが年金です
雇用されず、日本の非居住者となると、日本の国民年金の加入義務はなくなります
義務はなくなるとはいえ、もちろん任意加入は可能です
加入しないでいると、加入月数には含まれます(未納期間にはならない)が、支払っていませんので将来受け取る額は減額されます
もちろん海外の国にも社会保障制度があり、その国の年金制度に加入する必要がある場合があります
その場合、日本と社会保障協定を結んでいる国であれば二重払いだけでなく年金合算が可能になったりとメリットがありますので、日本年金機構のウェブページから確認しておくと良いです
労災保険について
労災保険は意外と大事です
もしも仕事中に何かの事故にあった際、フリーランスだと収入の心配が必要になるケースが多々あります
こちらは自分で調べて加入しておくことをお勧めします
2021/08/09